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表題還って来た紫電改 新装版: 紫電改戦闘機隊物語



光人社ノンフィクション文庫 486

日本海軍の伝説的な戦闘機「紫電改」の栄光と悲劇の物語を余すところなく描き出した、鮮烈なノンフィクション。

紫電改の復活

紫電改は、太平洋戦争末期に登場した、日本海軍が誇る傑作戦闘機です。しかし、戦後はそのほとんどが失われ、その姿は歴史の彼方に消えてしまいました。

ところが、2000年、一機の紫電改が、なんと南太平洋の無人島で発見されたのです。この発見は世界の航空ファンの間で大きな話題となり、日本政府はすぐに引き取り作業に着手しました。

紫電改戦闘機隊の物語

発見された紫電改は、かつて第343海軍航空隊の所属機でした。この航空隊は、紫電改を主力機として、沖縄周辺の激戦で奮戦した伝説の部隊です。

本書では、この第343航空隊の生き残ったパイロットたちの証言を基に、紫電改の開発から実戦での活躍まで、克明に描かれています。彼らの鮮やかな空中戦の描写は、読者の心を時空を超えて戦場の空へと誘います。

パイロットたちの声

本書の魅力の一つは、紫電改を実際に操縦したパイロットたちの生の声が収録されていることです。彼らは、この傑作機が持つ優れた性能と、それゆえに味わった過酷な運命を、率直に語っています。

中でも、第343航空隊のエースパイロット、大場信夫少尉の回想は圧巻です。彼は、紫電改を駆り、米軍機と壮絶な空中戦を繰り広げた、伝説的な人物です。

歴史の重み

紫電改は、日本海軍の栄光と悲劇を体現した兵器でした。その優れた性能は、日本の航空技術力の高さの証であり、一方で、その悲惨な運命は、戦争の無慈悲さを物語っています。

本書を読むと、私たちは、太平洋戦争の悲惨さと、そこで戦った人々の勇気と犠牲を、あらためて認識することになります。

新装版の追加要素

今回刊行された新装版には、最新の研究成果に基づく新たな記述が追加されています。また、発見された紫電改の写真や図面も多数収載されており、紫電改に関する理解がさらに深まる内容となっています。

歴史ファン必読

表題還って来た紫電改 新装版は、太平洋戦争史や航空機史に興味のある方にとって、必読の書です。紫電改の栄光と悲劇の歴史を、臨場感あふれる筆致で描き出した傑作ノンフィクションです。

手に取れば、戦場の空へと誘われ、日本の航空技術力の粋を集めた傑作機と、それを操ったパイロットたちの生き様を追体験することができます。

ぜひ、本書を手に取って、歴史の重みと感動を胸に刻んでください。
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