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「僕はロックなんか聴いてきた」?ゴッホより普通にニルヴァーナが好き!~



著者: 大森庸雄
出版社: リットーミュージック
価格: 1,650円 (税込)

音楽評論の金字塔が贈る、ロックへの愛と洞察

大森庸雄による音楽評論エッセイ集「僕はロックなんか聴いてきた」は、ロックへの揺るぎない愛と鋭い洞察で紡がれた名著です。本書では、ロックの黎明期から現代まで、幅広いアーティストと作品が取り上げられ、著者の音楽愛と豊かな見識が存分に発揮されています。

ゴッホよりニルヴァーナが好き!?

タイトルにある「ゴッホより普通にニルヴァーナが好き!」というフレーズは、著者のロックへの愛情を象徴しています。ゴッホは名高い画家ですが、著者は彼以上の愛情をロック音楽に注いでいるのです。この大胆な発言には、ロックが人生を彩る上で欠かすことができない存在であるという著者の信念が込められています。

ロックの根源を探求する

本書では、ロックの根源に迫るエッセイが数多く収録されています。著者は大人のロック、アメリカのロック、パンク・ロックなど、さまざまなジャンルのロックを分析し、その歴史的背景や文化的影響を解き明かしていきます。

特に興味深いのは「『ロック』なんて言葉が嫌いだ」というエッセイです。著者は、「ロック」というラベルが音楽の多様性を狭めていると主張し、真のロックの精神は既成概念にとらわれない自由な表現にあると論じています。

名曲の数々に込められたメッセージ

エッセイの合間には、ザ・ビートルズ、ボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーン、レディオヘッドなど、ロック史に残る名曲のレビューが挿入されています。著者は、これらの曲に込められたメッセージや、それがリスナーに与える影響を深く掘り下げます。

例えば、ザ・ビートルズの「All You Need Is Love」をレビューしたエッセイでは、この曲が単純な愛の歌ではなく、当時の社会情勢に対する痛烈な皮肉であることを明らかにしています。

ロックが人生を変える瞬間

本書には、ロックが人生に与える transformative な力のエピソードも数多く登場します。著者自身が、ビートルズの音楽に出会ったことで世界観が変わった体験や、ライブコンサートで観客と一体になった至高の瞬間などを語っています。

読者は、これらのエッセイを通じて、ロックが単なる音楽ではなく、世代を超えて人々を結びつける強力な力であることを実感するでしょう。

大森庸雄という音楽評論家

大森庸雄は、日本の音楽評論界を代表する人物です。1970年代から音楽評論の執筆活動を始め、ロックはもちろん、ポップス、ジャズ、クラシックまで幅広いジャンルを批評してきました。その鋭い洞察力と独自の視点で、多くの読者を魅了しています。

本書は、大森氏の音楽評論の集大成とも言える一冊です。ロックへの深い愛情、幅広い知識、そして人生観を交えた独自の批評が、読者に音楽の新たな見方を提示します。

ロック好き必読の書

「僕はロックなんか聴いてきた」は、ロック好きにとって必読の書です。本書を通じて、読者はロックのルーツ、歴史、名曲の魅力、そして人生に与える影響を深く理解することができます。

ロックを愛するすべての人に、この素晴らしい音楽評論集をぜひおすすめします。本書は、あなたの音楽鑑賞をさらに豊かにしてくれることでしょう。
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