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表題:死刑の理由



著者:江藤淳

出版社:新潮社

判型:文庫

発売日:1994年1月25日

ページ数:317ページ

ISBN:9784101000677

価格:660円(税込)

目次

* 第一章 死刑の現実
* 第二章 死刑存置論の軌跡
* 第三章 死刑廃止論の軌跡
* 第四章 死刑存置論の論理構造
* 第五章 死刑廃止論の論理構造
* 第六章 死刑と法意識
* 第七章 死刑と人間の尊厳
* 第八章 死刑と社会保障
* 第九章 死刑と社会経済
* 第十章 死刑と国際社会

内容紹介

江藤淳氏による死刑問題に関する論考集。戦後日本の死刑存置・廃止論争の歴史を辿り、双方の論理構造を緻密に分析し、死刑が現代社会において持つ意味を考察する。

著者紹介

江藤淳(えとう・じゅん)

1932年、東京生まれ。文芸評論家、エッセイスト。東京大学文学部卒業。1961年、「無責任の時代」で文壇デビュー。以降、鋭い文明批評と保守的な思想で知られる。主な著書に「江藤淳評論集成」(全5巻)、「保守とは何か」、「日本人の精神史」などがある。

本書の特徴

・死刑問題の包括的な考察:死刑の現実から国際社会まで、幅広い視点から死刑問題を論じる。
・緻密な論理分析:死刑存置論と廃止論の論理構造を細緻に分析し、それぞれの強さと弱点を明らかにする。
・保守的な視点からの死刑擁護:著者は保守的な立場から死刑存置を主張し、現代社会における死刑の必要性を説く。
・明晰な文体と豊富な史料:江藤淳氏の明晰な文体と豊富な史料に基づいた論述は、読者を問題の核心へと導く。

本書の見どころ

・死刑存置論と廃止論の対立を理解できる:死刑をめぐる双方の主張を比較し、それぞれの根拠や限界を考察する。
・死刑が社会に与える影響がわかる:死刑が法意識、人間の尊厳、社会保障、社会経済、国際社会にどのような影響を与えるかを分析する。
・保守的な死刑擁護論の論理を把握できる:著者が主張する死刑存置の論理的根拠を理解し、現代社会における死刑の意義を再考する。

推薦者からのコメント

「江藤淳氏の死刑肯定論は、死刑廃止論の台頭する現代において、新鮮かつ刺激的な発言である。この書は、死刑問題を多角的に考察し、読者に深い思索を促すだろう。」(小林よしのり、漫画家)

「死刑問題の根源的考察に挑んだ力作。江藤淳氏の鋭い論理と明晰な文体が冴え渡る。死刑をめぐる争点は、この一冊に集約されていると言っても過言ではない。」(渡部昇一、評論家)

ターゲット読者

* 死刑問題に関心のある一般読者
* 法律家、政治家、ジャーナリスト
* 社会問題を研究する学生や研究者
* 江藤淳氏の著作に興味のある読者

本書の価値

江藤淳氏の「表題:死刑の理由」は、死刑問題について深く理解するための不可欠な一冊です。緻密な論理分析と幅広い視点からの考察により、死刑存置論と廃止論の対立を明確にし、現代社会における死刑の意味を多角的に検討しています。死刑問題に関心のある方、または江藤淳氏の保守的な思想に興味のある方は、ぜひ本書を手にとって読んでみてください。
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