
昭和の夜を彩った伝説のクラブ:実録「赤坂ニューラテンクォーター」物語
煌びやかなネオンが闇を照らし、魅惑的な音楽が街に響き渡る……昭和の時代、東京・赤坂はナイトクラブの聖地として知られていました。そんな中、その華やかな舞台に君臨した伝説のクラブが「ニューラテンクォーター」でした。
東洋一のナイトクラブの誕生
1958年、赤坂見附駅前に「ニューラテンクォーター」が開業しました。オーナーは、戦前に吉本興業の専務取締役を務め、戦後には宝塚歌劇団を運営した実業家・林実氏。一流のエンターテイメントを求めた彼は、世界中からダンサーや歌手、コメディアンを招聘し、当時最先端のショービジネスを展開しました。
その豪華な内装やきらびやかなステージは「東洋一のナイトクラブ」と称され、国内外から著名人が集いました。美空ひばり、フランク・シナトラ、ビートルズなど、錚々たる顔ぶれが夜な夜な訪れ、日本のナイトカルチャーに革命を起こしました。
伝説のステージとスターたち
ニューラテンクォーターのショーは、その豪華さと芸術性の高さで知られていました。世界中から腕利きのダンサーが集まり、絢爛豪華なステージを繰り広げました。特に、カンカン踊りのショーは伝説的であり、客席を熱狂の渦に巻き込みました。
ステージを彩ったのは、日本を代表するスターたちでした。美空ひばりがニューラテンクォーターで「真赤な太陽」を熱唱した逸話は有名です。また、浅丘ルリ子、雪村いづみ、ザ・タイガースなど、数多くのスターがここでパフォーマンスを披露しました。
闇の世界との関わり
華やかなステージの陰には、闇の世界との密接な関わりがありました。ニューラテンクォーターは、当時のフィクサー・児玉誉士夫氏が頻繁に訪れ、政財界や裏社会の重要人物が集まる社交場となっていました。林実氏の政界や警察への顔が利いたことが、このクラブが特異な存在感を放つ要因の一つでした。
時代とともに変遷
ニューラテンクォーターは、1980年代のバブル経済期にピークを迎えましたが、その後の経済低迷とクラブ文化の衰退により、2000年に閉店します。しかし、今もなお、昭和のナイトクラブ文化の象徴として語り継がれています。
本書の魅力
本書「表題昭和を紡いだ東洋一のナイトクラブ 実録 赤坂「ニューラテンクォーター」物語」は、著者が10年以上をかけて関係者に取材を重ね、ニューラテンクォーターの栄華と没落の真実を明らかにしたノンフィクション作品です。
本書では、貴重な写真資料や証言を交え、クラブの誕生から経営戦略、ステージの内容、闇社会との関わりまで、ニューラテンクォーターの内幕を余すところなく描きます。
昭和のナイトカルチャーを代表する伝説のクラブの物語は、エンターテイメントファンはもちろん、歴史や社会問題に興味がある方にも必読の書です。この本を読むことで、あなたは華やかなステージの裏に隠された知られざるドラマを垣間見ることができるでしょう。
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ニューラテンクォーターの魅惑的な世界に浸り、昭和のナイトカルチャーの伝説を再び体験したい方は、ぜひ本書をお手に取ってみてください。
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